ご覧いただきありがとうございます。
標題の本を読んで、私が思った事・勉強になった事について述べます。
サービス利用規約を書く機会がある方は見ておくと勉強になる本だと思います。
※曲解も入ってますので実際に使用する際は、本を読んでもらればと思います。
■備忘メモ
利用規約を作るべき理由は色々述べられてましたが、記憶に残るのは下記2つです。
●クレーム対応の話し合いの土壌準備
→禁止する行為や違反時の対応を記載しておかないと、会社として不利な行動へのアクションが困難になる。
例、仲介サービスで直接ユーザ同士がやりとりするなど。
※禁止していないと何も文句言えない。
●法律のデフォルトルールで不利にならないため
→準拠法は、消費者の常居所がデフォルトになる。(裁判所も)
準拠法は「日本とする」、東京地方裁判所をxxxとするなど
※相手が海外の方だと大変です。
国内でもどこの裁判所になるか指定がないと消費者側の方になる。
■全体感想
何故、利用規約があるのかユーザとして気になってましたが、企業の自衛のためだと納得しました。また、この本の最後の章に、実際の雛型例と記載すべき理由が記載されております。こういう法律があるから、こんな条文になるのと納得感がありました。
一つひとつ暗記していくのでは、もしサービス利用規約を考える事があった時に辞書として使っていこうと思える本でした。
※付録で雛型DLできるのもGoodですね。