今の世の中、オンプレよりクラウドの方がいいだろうとの前提で話が進む時があり、捻くれてる所がある私は本当にそうかと思う部分があり、「あえて恣意的」に反対材料を集めてみました。
■オンプレの方が安い事例
●クラウドが安く理由は、需要に応じてリソース量を流動的に変化できるため。
→長期的に利用する場合は、オンプレの方が安いとの事。
●DeNAの事例より
Web+DB PLUS (P72)をベースに言葉短くまとめてみました。
クラウドはサーバを使用した分だけコストが発生し、その単価はオンプレミスより高い。課金体系はわかりやすい反面、サーバのシャットダウン漏れがコスト増に直結するなど、オンプレミスとは異なる注意が必要。
DeNAはオンプレミスで約3,000 台のサーバを運用しており、サーバのスペックや構成を変えずにクラウドに移行した場合のコストを試算したところ、約3倍に増えることがわかりました。
理由は、同一スペックのサーバの大量購入で調達価格を下げたり、減価償却を終えたサーバを使い続けたりしてオンプレミスのコストを抑えているのでクラウドとのコスト差は大きくなっているため。
■まとめ
ここから、ハードEOL対応からの脱却など保守の手間も考えるべきなのだと思いますが、シャットダウンとかをしなく、年単位の長期で使うサーバの購入費とクラウドのサーバ利用費だけを比較するなら、オンプレにも利があるみたいですね。
ただ、上記2社とも自社でサーバ管理を十分できる高スキル会社だと思うので、本業がサーバ管理とは別の企業は、クラウド利用した方がいいのかもしれないと納得しました。