30代からの再勉強日記(ビジネス系/IT系の一般論の理屈を考えてみる)

徐々に、新たなタスクを起こし任せる側になりました。将来検討のためにも、一般論やセオリーを勉強・考察し外部へ共有する事で学びを深めたいと思います。皆さんにも役立つ所があれば幸いです。※最近ミッション変更となり、更新頻度落が落ちます。

【経営戦略】 市場調査アンケートのサンプルサイズはどうすべきか(世論調査を参考に2000人)

 何かの企画を考えるなど、一般消費者にアンケートをとる事があるかと思います。

一体どの程度の調査対象数を集めればいいのか、気になって調べてみました。

■備忘メモ

 ●結論2000人くらいあればよさそう。

  信頼に値する結果が欲しいとすると、約1111の数が必要。

 そして、全員が回答してくれるわけではないので、回答してくれる割合から聞くべき人数を決定する。政府の調査なら、70%ぐらいの回答率のようなので約1500人くらいにとれればと事。

www.pref.saitama.lg.jp

 

 ●バイアスに注意

 ー質問する方法

  相手が欲しい答えを人間的につい回答してしまう癖があるので、質問方法に気を使うべき。

 -アンケート集団の特性

  性別/文化/財産/年齢など、偏った集団の傾向は他集団の傾向と異なる事が多い。

  (そのため、無作為のランダムでアンケートをとるべき)

■Tips

 あくまで【取得できた】データからの傾向であって、【取得できなかった】データは得られていない事は常に念頭に入れるべき。

 例えば世論調査なら、平日昼間に固定電話という手法がとられているようです。

その場合、おそらく自宅にいて固定電話を用意している高齢者の家庭がどうしても多くなると思います。仕事や外出が多い若年・中年層は少ないと考えるべきで、サンプルサイズが2000であっても偏りがあると言わざるをえません。

 ※非常に役立つデータですが、必ずしも日本国民全員の声とは限らない可能性を考えるべきという事

 

■おまけ

 命に係わる薬が一番統計的に考えられているのではと思い、調べました。

3段階あるようですね。

 1段階:20人~80人

 2段階:100~300人

 3段階:1000~3000人

そして、4段階はもう市販された後の評価なので、3段階目が薬が安全かどうかの評価している対象数になるかと思います。

 アンケートの対象数は多くするほど、得られた結果の信頼性は上がると思いますが、費用と期間見合いなので、この段階別に母数を調整するのもありかなと思いました。

※数式から逃げたとも言います・・・

www.lillytrialguide.com