工事系の見積もりをお願いした時に、よくでてくる一般管理費とは何か調査してみました。どの見積もりを見て記載されていますが、負けてくれる所も少なくモヤモヤしていました。理由を聞いても、諸経費で必要な費用ですと言われて自然とそんな物か思ってましたが、改めて後輩に問われると説明しきれませんでした・・・
反省の意味を込めて調査してみて、相場も調べてみました。
■備忘メモ
一般管理費とは何か
見積もり対象の工事とは別に、企業経営に必要な経費。
ーオフィス賃料
ーオフィスの光熱費
ー人件費
ー育成費用
など
相場はいくらなのか
見積もり対象の工事費に応じて変化する。概ね10%が相場に思える。また、上記にあるように従業員の人件費にもなるため、値下げ競争による人件費削減を抑えるためにも下限がある。※ここを指定以下の値にはしてはならない模様。
-Nedo
一般管理費は10%、委託の時は15%上限
https://www.nedo.go.jp/content/100103895.pdf
-国土交通省 公共建築工事共通費積算基準(28年度)
規模と種類によって割合が変わります。
500万円以下:約17%
20億(30億)円以上:約8%
この間は数式がありますが、8%~17%の間になり、金額増えるほど割合が下がる
https://www.mlit.go.jp/common/001157937.pdf
まとめ
正式なデータが公開されていなくても、各WEBサイト等を総括すると10%というのが一つの目安値として掲載されています。
(※私がその前提持った後に見てるからかもですが・・・)
結論として、一般管理費は、工事以外にも存在する企業活動のための経費を指す。工事規模や種類によって変動はあるものの、8%~17%の間に収まり、金額が高いほど比率は下がる物。またざっくりの相場観としては【10%】となる。