新規事業やサービスを提案してほしい、と毎年言われては革命的な発想が出せずに、ニュース等で見た新技術によるサービスを提出しては、ありきたり、面白みがないと却下される事、私はよくあります。
KJ法、ブレスト、マンダラート、いろいろ使ってみた事はありましたが、ヒット性のアイデアも出せずにここまできました。このままでは何も変えられないので、今一度アイデア発想で調査するとでてきた、この2つの手法は使いやすく、煮詰まった時の補助に使えそうなのでここに記しておきます。
■備忘メモ
SCAMPER法
SCMPER法は、ある土台となるアイデアをベースに、別の要因を足したり、引いたり、転換したりすることで新たなアイデアとする手法で、元々はオズボーンのチェックリストという考え方がベースになってます。
7つの質問をして考えるアイデアですね。ここから、派生形もありそうです。
- 置き換える :一部を別の者に置き換えるとどうなるか?
- 組み合わせる :複数の物を組み合わせるとどうなるか?
- 当てはめる :何かのシチュエーションに適用できないか?
- 修正する :一部を変更・修正するとどうなるか?
- 別目的は :本来の用途や目的以外に使えないか?
- 削る :一部を除くとどうなるか?
- 再整理 :工程の順番や上下左右を入れ替えるとどうなるか?
飛び石法
飛び石法は、ある土台となるアイデアから、「誇張」「願望」「歪曲」「逆転」を行うことで新しいアイデアを生み出す方法です。
- 誇張 :極端な条件や性能ならば、どうなるか?
- 願望 :制約事項を度外視して、理想や夢だとするとどうするか?
- 歪曲 :物理法則が変化したり、逆転したりしたらどうなるか?
- 逆転 :順番を入れ替えたらどうなるか?
まとめ(ファシリテートにも使えそう)
いいアイデアがでないというのはよくある事だと思います。そんな時は、ベースとなる考えは1つ思いつく必要がありますが、そこから続きの思考回路としては、SCMPER法や飛び石法で考えてみるといいかもしれません。
※ノルマがあるなら、アイデアの数も稼げますしね・・・
あと、この発想法自体はブレストや検討会議の時に使えそうですね。どうしても中盤から後半にかけてネタれで停滞してしまいます。そんな時は、司会者やリーダとして上記の手法で声掛けを行うとよさそうです。
「Aさんの●●アイデアは面白いと思う、これを別目的に使うとどうだろうか?」など、場を盛り上げるためのアンカーとして相性もいいかなと思いました。