今のご時世にサーバを購入するなら、AWSやAZUREやGCPのパブリッククラウドからサーバを借りた方がおそらく早いし、ある程度の期間までなら安いです。
しかし、万が一にも漏れたくないシステム開発や装置開発をしている時や、ネットワークの遅延が大きく性能に影響するサービスを検討する際には、やはり自社で好きな場所にサーバを置ける(検証現地に)オンプレも選択肢かと思います。
そうした時にどこのサーバを買うべきなのか、技術的にはおそらく大差ないと考えてます。そこで、利用シェアがある程度ありバグも枯れていると判断でき、また実際購入した利用者の満足度が高い会社を選ぶべきと考え、調査してみました。
日本国内のサーバシェア
1位から5位までが具体的な会社名で記載されていました。
富士通25%、NEC18%、日本HP15%、DELL10%、日立7% ※四捨五入済
満足度アンケート
富士通が総合的に1位みたいですね。
以下、日立、NEC、デル、日本IBM、日本HP、レノボの順番でした。
詳細は下記ページをみた方が早いですが、各社の印象をざっくりと。
- 富士通:営業・技術支援・柔軟性といった所が高く、他も安定している。
- 日立:製品力が高いが価格も高い、他の支援系は富士通と同等レベル。
- NEC:価格が上記2社の間、柔軟性は少し低いが他は上記2社とそん色ない。
- DELL:製品力も中程度のなか、圧倒的に価格が安い。支援系は低い。
- 日本IBM:製品力は日立よりも高いが、価格も日立高い。支援系はそこそこ。
- 日本HP:DELLを除けば、他より安い。支援系はそこそこ。
- レノボ:全体的にそこそこどまり。
※6位以下からは首位の項目はなし。
参考:世界のサーバシェア
DELLとHPが15%前後、IBMとレノボとファーウェアとスーパマイクロが5%前後
残りはODM(自社で製造メーカに発注するパターン)が約25%、残りは各社。
まとめ
一概にこの会社のサーバ買うべきとはなりませんが、ある程度の指標にはなりますかね。本来は、サーバ型番や搭載するパーツや保守や納期やサポートなどなど、色々条件を整えて見積もり比較すべきという理想論があります。
その上で指針としては、
・価格優先ならば、DELL
・支援を受ける事を期待なら、富士通・日立・NEC ※会社の付き合い優先でも
・高い性能かつソフトとの連携ならば、日本IBM
このざっくり指針を持ちながら、見積もりとっていけば自分や決裁者も納得できるベンダが選びができますかね。