ちょっと古い記事ですが、データセンタの投資における用途別内訳があったので残しておきたいなと思います。今のご時世なら、自前のデータセンタを建設するのではなくクラウドサービスを利用した方がいいと思いますが、選択肢として自社で用意するというのはあるかと思いますし、裏で使っているデータセンタのコスト構造を把握しておく事は勉強になるのでまとめておきたいと思います。
ポイント
・電力関連が約半分のコストを占める。もし、見積もりとるならオフィスビルはコスト構造がまったく違うのであてにしない事。
※2016年なので古いながらコスト構造が大幅に変化しないと想定のもと。
データセンタの投資(新設と増設)用途内訳
・UPS以外の電気関連設備:35%
・空調設備:22%
・建物設備:32%
参考)通常のオフィスビル
・建物設備が70%ほど
データセンタはやはり電源周りのコストが高くつきそうですね。建物設備は大きな箱ものと仕切りもシンプルになるので、全体的に比率が下がるのは納得ですね。
また、そもそもデータセンタの立地はどこなのか気になると、関東が6割、関西2割、他1割という感じみたいです。これは、データ通信時のレスポンス(近いほど早くなる)が関連しているようで、本社や大拠点が多い地方の会社は同じ地方のデータセンタを使いたがるため、結果的に関東、関西に集約しているみたいですね。
立地について(P11)
https://www.dbj.jp/upload/docs/bd4fc313db9e882359d3266351a0d14c_1.pdf