携帯・スマホはベストエフォート側であり、宣伝されるほどの速度がでない事は周知の事実でありますが、それが総務省の検討会にあがっていた事もあったようです。
報告の肝は利用者に誤解を生じさせないよう、また一部事業者が計測時に有利にならないように計測拠点はランダムに選択されるなど工夫がされています。
ポイント
■対応周波数、通信規格、OSが同一の機種ごとに計測する。
実証の結果、OSが同一で、同じ対応周波数かつ同じ通信規格である複数機種を比較し
た場合において、計測結果に有意な影響は見られなかった。
一方、OSが異なる場合には、計測結果に違いが見られたため、対応周波数、通信規格、OSが全て同一である機種は結果の共用を可能とした。
(https://www.soumu.go.jp/main_content/000371345.pdf)のP6より
※実証結果はこの検討会第7回の↓のNRI資料ですかね。(P15,P16)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000352315.pdf
→同一OSで同一通信規格に対応している端末なら「有意な」速度差はない
→OSが異なると都市毎に速度差がある。
となると、今回はスマホが対象のためios/Androidによる差があるとの事ですが、PC
/タブレット/他機器でも同じ事は発生しそうですね。メーカのOS・ファームウェアによって品質が異なるという事はありえるので、測定器を調達する時や複数のOSが異なる端末を使う時は通信速度の挙動が異なる理由にOSの違いを頭に入れるべきでしょうね。