社内のシンクラやアプリ起動が遅い時ってありますよね。特に人が少ない時間帯と人が多い日勤帯などは、その差がわかりやすいです。
いろいろ理由はあるのでシンプルに断言は難しいのですが、大きな理由の一つとしてトラフィックが集中する箇所があり、そこのリソースに余裕がないからだと思われます。
それを回避するための手法として、ローカルブレークアウトという方法があるみたいです。
概要
・従来、センター拠点/プロキシーなど1か所にトラフィックを集約して一元管理を図っていた。しかし、外部クラウド利用が普及やTV会議などのトラフィック量が増えてくるとリソースを圧迫していた。
・そこで、特定のアプリケーションは、所属拠点とか直接外部に通信させるようにする仕組みが考案されて、ローカルブレークアウトと呼ばれる。
※他インターネットブレークアウトなどもある模様。
トラフィック集中を回避できるが、その分セキュリティ対策が必要にはなるため、入念な設計ないし構築が必要。
具体的なユースケース例は、Office365向けの通信をブレイクアウトさせる使い方。
公開されてたCisco資料(P5)より、図を抜粋
余計な所にいかず、最短ルートで通信する。
https://www.cisco.com/c/dam/global/ja_jp/products/catalog/pdf/cisco-sdwan-solution-guide.pdf