5G、AI、IoT、AR/VRなど新しい技術用語は聞きますが、それらが産業にどのような影響を与えるのかは具体的に示される事は少ないと思います。
労働政策研究・研修機構の 「ものづくり産業におけるD X (デジタルトランスフォーメーション)に対応した人材の確保・育成や働き方に関する調査」に、今後の工場内の作業内容がどのように変化すると考えているのか、アンケート結果があるので紹介しておきます。
全回答企業に、主力製品の製造にあたって中核となる作業内容について、5年後の見通しを尋ねたところ(複数回答)、すべての作業内容で「今まで通り熟練技能が必要」の割合が最も高くなった。
特に「鍛造」(62.2%)、「製罐・溶接・板金」(62.1%)、「鋳造・ダイキャスト」(59.8%)、「機械組立て・仕上げ」(59.8%)、「半田付け」(59.5%)、「塗装」(59.0%)などが高くなっている。
「デジタル技術に代替される」では、「測定・検査」が 20.2%で最も割合が高く、次いで「切削」(11.3%)、「射出成型・圧縮成型・押出成型」(11.1%)、「鋳造・ダイキャスト」(10.3%)、「電気・電子組立」(10.2%)などの順で高くなっている
引用
https://www.jil.go.jp/press/documents/20210521.pdf
特に際立った異常値の所を読み解くと、
・測定・検査の工程が人から技術に代わるかもしれませんね。
・メッキは外部にだされそうですね。