どの会社組織でも人が減ってきて困るという事が多いかと思います。それを補うとすると、人を増やすか仕事を減らすかがわかりやすいですが、両方とも難しく、、、今の体制で頑張れというのが現実論になります。
そのため、AIやRPAといった業務生産性を高める手法に注目するのは自然な流れだと思い、少し調べてみました。
調査会社のITRから今年の情報がでていたので残しておきます。
無料の公開レポートなのでポイントとなる部分を引用しておきます。
【業務自動化を必要だと思う要因】
ここにきて、業務の自動化が重視されている主な要因としては、以下が考えられる。
① コロナ禍に伴うワークスタイルの変化
② 慢性的な人員不足
③ ペーパーレス化の進展に伴うデータ量の増大
デジタル化は、単に情報をデータに置き換えるだけでは不十分であり、より迅速か
つ多角的に処理を行うことで、初めてその価値が生まれる。そうしたニーズに手作業
で対応するのは困難である。そこに、コロナ禍による働き方の変化や人口減少に起因
する就労者不足などの課題も折り重なっている。これらのことから、業務の自動化を
重視する傾向は今後より強まっていくと考えられる
【課題】
課題は「自社固有かつ一般業務」領域の自動化
例えば、一般に「システムに業務を合わせる」といわれるような、ビジネスの差別
化に直接つながらない標準プロセスは、すでにベストプラクティスが確立されており、
商用のソフトウェアやサービスも充実している
多くの組織に共通したものではあるが、独自に設計・実装するのが
前提であり、その品質レベルが差別化にもつながる業務のことである。新規顧客の登
録、注文や発送の処理、問い合わせ対応などが該当する。この領域は、かつてはERP
などの商用ソフトウェアにカスタマイズを施すことで自動化機能を実装する企業が
多かったが、費用やメンテナンス負荷の増大を招くことから、近年は敬遠されること
が多くなった。その一方で、手頃な商用製品が存在しないという事情は継続している
ことから、RPA(Robotic Process Automation)やiPaaS(Integration Platform as
a Service)、ローコード/ノーコード開発プラットフォーム、チャットボット、さら
にはAI/機械学習に至るまで、さまざまなテクノロジのなかから企業が選び取って適
用していくことが求められる。
こうした、「自社固有の一般業務」の領域における混沌とした状況が、業務自動化
に対する関心を引き上げる結果をもたらしている面もあろう。
自動化技術とタスク分けの例
今後の注目技術としては、AIや機械学習・RPA・APIになるようです。
RPAは人の作業ベースの自動化が可能だが、各ソフトの変更に弱い。
APIは作り方次第ですが、外部にしみ出さないようにすれば内部変更は隠ぺいされるので結果的にRPAよりは変更に強い。
こんな特徴から注目されているようです。