30代からの再勉強日記(ビジネス系/IT系の一般論の理屈を考えてみる)

徐々に、新たなタスクを起こし任せる側になりました。将来検討のためにも、一般論やセオリーを勉強・考察し外部へ共有する事で学びを深めたいと思います。皆さんにも役立つ所があれば幸いです。※最近ミッション変更となり、更新頻度落が落ちます。

【IT勉強】 ローコード技術によるシステムベンダからの脱却(実装よりコンサルスキルが重要になるか)

 最近、ニュースを見ているとプログラムを(ほぼ)行わないローコードによる開発が注目されているようですね。話題になってはやはり現実的でないと、流行になったり廃れたりしていましたが、いよいよ実用的な技術レベルになってきたのかもしれません。

 という事で、改めてニュース記事を読み調べたことをメモとして残しておきます。

 

 

ローコード開発の概要

 コードを書かずにアプリを開発するというコンセプトであり、人の直観的な操作をしやすくするためのUXデザイン洗練化・コード最適化技術の進歩、またハード性能自体の向上により複雑な処理や表現も可能となり、いよいよ実用に足りえるレベルになってきた模様。

 

ローコード開発による効果(下手な技術者よりも優秀か)

 スラクッチ開発と同等の品質レベル

 データベースの一部問い合わせ検索指示では、標準的な技術者よりも効率的な問い合わせ検索指示を作成できるレベル。

 

ローコード開発によるシステム業界への変化(実装よりも上流の仕様設計に注力か)

 実際にシステム製造や保守といった部分から、顧客がローコードを用いて開発を行う際における仕様設計コンサルに注力しているようです。ローコード技術によってシステム開発に必要な知識レベルが下がり、各企業の開発や保守の内製化が進むと予測され、ベンダ側もローコード技術をうまく活用できるためのコンサルが将来の収益源と考えている。

 

ローコード開発の使用方法イメージ(GUI操作)

 GUIによって、事前用意された各パーツ(デザインやデータ連携等)をフローチャートのように組み合わせる事で、それを実現できるシステムを自動的に吐き出す流れ。 

 

まとめ(複雑なシステムは、しばらくはフルクラッチか)

 ローコード開発によって、システム開発の敷居が下がる事は事実のようです。ただし、予め用意されているパーツの組み合わせとなると、実現できる部分にも限界はあります。複雑な条件が複合的に絡み合うような業務をシステム化するためには、やはりフルクラッチ開発が必要だと思います。

 ※まあ、その複雑な業務プロセス自体をなくす・軽くする事の方も大事ですが。

 ちょっとした定期的な事務作業はローコードで、それ以外は従来の開発という使い分けになりそうですね。ただ忘れてないないのが、今流行のRPAも概念的にはローコードと考えれば、今もう使われている技術でビジネス的にも実用レベルです。ローコードもあと数年以内で当たり前レベルになりそうですね。

 となると、今後仕様を形に落としていく検討・設計・コミュニケーション力が重要になっていきますね。(この傾向はどの業界も同じという所ですね・・・)

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