G-shockを代表する腕時計や電卓や電子辞書といった電子機器類に強いCASIO。私も一ユーザとしてお世話になる事が多く、好きな企業さんですが、踏み込んだDXをやるみたいで記憶に残しておきたいと思います。
概要
・生産計画から出荷までの製造リードタイムを3か月から2か月へ短縮する事により、在庫リスクを減らし、最大限市場に製品を供給できるようにする。
背景
・コロナのロックダウンで売れなくなるのが予測つくのに、製造を止められず、在庫が大量に積みあがるのを見るしかなかった。
・ロックダウン解除から販売が回復してきた時に、今度は製造が全然間に合わず販売チャンスを逃した。
解決策
・製造リードタイムの短縮化に踏み込んだ。
-手作業だった生産計画の自動化
-部材サプライヤの納期調整をメールからシステム化
-サプライヤへの「仮」発注による納期短縮
※約28日だったのを半分にする必要があり、そこは販売予測という名の「内示」、引き取り責任は要調整
-生産ライン見直しや更なる自動化
上記を組みあわえて絞り切った(る)模様です。
記事内にもありましたが、3か月前の予測と2か月前の予測だと、1か月分予測精度が上がるので無駄減るのは確実ですよね。
理由ですが、ここまでは売れるであろう確度が高い販売予測と、ある程度見込みの販売予測があり、後者側の精度が上がるためですね。
商品は5000、必要部材は2万品(600社)、これを動かすのは大変ですが動けばすごい、底力ですね。