30代からの再勉強日記(ビジネス系/IT系の一般論の理屈を考えてみる)

徐々に、新たなタスクを起こし任せる側になりました。将来検討のためにも、一般論やセオリーを勉強・考察し外部へ共有する事で学びを深めたいと思います。皆さんにも役立つ所があれば幸いです。※最近ミッション変更となり、更新頻度落が落ちます。

【ネタ】 CASIO、製造リードタイムを3か月から2か月へ

 G-shockを代表する腕時計や電卓や電子辞書といった電子機器類に強いCASIO。私も一ユーザとしてお世話になる事が多く、好きな企業さんですが、踏み込んだDXをやるみたいで記憶に残しておきたいと思います。

 

概要

 ・生産計画から出荷までの製造リードタイムを3か月から2か月へ短縮する事により、在庫リスクを減らし、最大限市場に製品を供給できるようにする。

 

背景

 ・コロナのロックダウンで売れなくなるのが予測つくのに、製造を止められず、在庫が大量に積みあがるのを見るしかなかった。

 ・ロックダウン解除から販売が回復してきた時に、今度は製造が全然間に合わず販売チャンスを逃した。

解決策

 ・製造リードタイムの短縮化に踏み込んだ。

  -手作業だった生産計画の自動化

  -部材サプライヤの納期調整をメールからシステム化

  -サプライヤへの「仮」発注による納期短縮

    ※約28日だったのを半分にする必要があり、そこは販売予測という名の「内示」、引き取り責任は要調整

  -生産ライン見直しや更なる自動化

 

上記を組みあわえて絞り切った(る)模様です。

記事内にもありましたが、3か月前の予測と2か月前の予測だと、1か月分予測精度が上がるので無駄減るのは確実ですよね。

理由ですが、ここまでは売れるであろう確度が高い販売予測と、ある程度見込みの販売予測があり、後者側の精度が上がるためですね。

 

商品は5000、必要部材は2万品(600社)、これを動かすのは大変ですが動けばすごい、底力ですね。

 

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