30代からの再勉強日記(ビジネス系/IT系の一般論の理屈を考えてみる)

徐々に、新たなタスクを起こし任せる側になりました。将来検討のためにも、一般論やセオリーを勉強・考察し外部へ共有する事で学びを深めたいと思います。皆さんにも役立つ所があれば幸いです。※最近ミッション変更となり、更新頻度落が落ちます。

【IT勉強】 ネットワーク監視は3種類に大別される模様

 企業の開発は花形ですが、保守運用周りは大事といわれながらもどこか主流ではない企業が多いのではないかと思います。利益を生むではなく、コストセンターになってしまうので仕方ない部分はありますが、とはいえ保守運用をおろそかにしていると何かあった際にリカバリが遅れて企業活動に大きなダメージとなります。

 今回はネットワーク監視という記事があったので、頭の整理に残しておきたいと思います。

 

 

概要

 ネットワーク監視とは、正常に稼働しているか確認する事。監視方法は正常の状態と今の状態を比較して差を見付ける。

 主に下記3つに大別される。

 1.死活監視:装置が稼働しているかそうでないかを確認

 2.経路監視:通信経路が適切なルートかそうでないかを確認

 3.状態監視:機器の負荷や処理状況を確認

 

死活監視

 主にPing監視とポート監視がある。違いは対象装置の稼働状況をどこまで確認するかとなる。Ping監視はIPレベルで、ポート監視はアプリケーションレベルまで確認する。

 そのため、Ping監視は正常でもポート監視はNGの場合もある。とはいえ、毎回毎回高頻度でポート監視すると負荷もかかるのでPing監視をベースに異常時にポート監視を行うなど使い分けが必要。

 ※ポートが開いてるかより、サービス応答あるか確認するサービス監視もある。

 

経路監視

tracertコマンドにより、どの経路をとって通信したか確認する。

 

状態監視

エージェントを活用する方法としない方法の2つがある。エージェントによる監視方法は、監視対象にソフト(状態をつたえるための機能でこれをエージャントと呼ぶ)を入れて監視対象の状態を取得できるようにする仕組み。

 エージェントレスは上とは違い、特にソフトをいれずに監視する方法。SNMPに対応しているものなら、SNMPを活用する。故障時にSNMPトラップと呼ばれるパケットを飛ばして故障通知したり、他装置からSNMP経由でCPU負荷など状態を取得できる。

 ※テレメトリーと呼ばれる次世代規格もでている模様。従来のSNMPとは違い、毎回通信しなくても定期的に装置状態を報告させる事ができる。

 例、10秒に1回装置状態をとりたい場合、SNMPは10秒に1回装置状態のリクエストを投げる。テレメトリーは10秒おきに報告せよという指示を1回飛ばして後は特に通信なし。

 

 細かい監視手法は肝となる要素は掴んでおいて、予算申請やお客様提案時に漏れがないか確認していきたいですね。

 

xtech.nikkei.com