30代からの再勉強日記(ビジネス系/IT系の一般論の理屈を考えてみる)

徐々に、新たなタスクを起こし任せる側になりました。将来検討のためにも、一般論やセオリーを勉強・考察し外部へ共有する事で学びを深めたいと思います。皆さんにも役立つ所があれば幸いです。※最近ミッション変更となり、更新頻度落が落ちます。

【経営戦略】 開発時の初期投資を抑えるレベニューシェア(長期的には利益が減るが)

 社外リリースするアプリ/ソフト開発は、市場分析等を行ってから開発費をかけてリリースしますが、大きな利益を得るどころかペイできるかどうか微妙なラインになる事も多いと思います・・・

 最初に大きな初期投資(開発費・調達費等)をかけている以上、撤退も難しくずるずる赤字を出していき、泣く泣くやめるというケースもあると思います。

コンコルド効果ですかね)

 # コンコルド効果

 # 投資を継続して赤字になるであろうと見えているが、今まで投資してきた金額

 # や労力を惜しんでしまい、投資を継続してしまう事。

 値下げも頑張りますが、この初期投資を抑える方法がないか調べてみました。

 

■備忘メモ

 ●レベニューシェアによる契約

  協業先のベンダと自社で、売上を分け合う契約

  ※役割や提供条件次第とうたわれてますが、一般的に「2%」とありますね。

 

xtech.nikkei.com

 

 発注者側の最初の投資は最小限でビジネス展開できるのはうれしいですね。失敗前提で開発踏み切りはしませんが、それでも成功率を考えるとありがたい。

 ただ、システム開発会社側目線で見ると、儲からないサービスだった場合、開発費がそのまま赤字になるので、現実的に結べるのかわからないですね。

 よほど勝算あるなら別でしょうが、、、それなら発注側としては莫大な利益を長期的に利益を分け合うので自社に入る額が減る事になるので、通常のシステム開発委託をする気がします。 

 

 微妙な例ですが大学自体に習った、風量発電でいう「ダリウス型」、「プロペラ型」の違いを思い出しました。細かい説明は割愛しますが、ダリウス型は、風が弱めの所で効率よく発電できるという手法だと習いました。

 しかし、記載の通り風力が弱い所なので、発電量できる絶対量が大きくないです。

だから、そもそも風が強い所でしっかり発電できる「プロペラ型」がよく使われると聞いて、風力発電に向かない場所で頑張って効率あげるよりも、より向いてる場所でさらに効率上げる方がいいな~と記憶してました。

 初期投資の回収に自信がない微妙な開発には、レベニューシェアがよさそうですが、そもそも論に振り替えれば、そんな開発はしない方がいいという所ですね。

 

 考えてみると、成功の見込みが立たない完全新規案件 や有望な案件がどうしても立たない年だが、開発部隊を遊ばせるわけにもいかないので、チャンレンジ案件なら、レベニューシェア契約を視野に入れるんですかね。

 

 ※信頼をなくす事もあるので、ダメ元にも限度はありますので、チャレンジ要素が明らかに高いという意味ですね。

■Tips

プロフィットシェアという方法がある。かかった費用を引き算して収益を分ける方式。

こちらの方が、フェアな取引な気がしますね。

 

【IT勉強】FAQサイト構築の方向性を勉強(参考 WEB+DB PRESS Vol.116) 

 サービス公開した際に、どうしても理解できずFAQに頼る事がよくあると思います。私もユーザとしてお世話になります・・・

 では、実際に自分でFAQを準備してと言われたらパニックになるなと思います。一つまとめてくれていた記事を見て勉強してみたので備忘として残します。

 

■備忘メモ

WEB+DB PRESS Vol.116  「一般記事:わかりやすいFAQの書き方」より。

 ・FAQのそもそもの目的

  ユーザに問題を自己解決してもらうことで、問い合わせコスト削減。

  (ユーザも時間節約になる)

 

 ・FAQの役立ち度

  本記事では30%の解決率との事。

 

 ・改善しやすいように見える化する事

  例、回答到達率 = FAQ総クリック数 / FAQ総合PV数

    問題解決率 = 役立ったボタンカウント数 / FAQ総クリック数

 

 ・回答文を可能な限り短くする。

  結論から書く、余計な修飾語をつけない、一問一答が基本

 

 ・FAQを育成していく。

  時間経過とともに陳腐化していくため、作成ガイドラインを作って品質担保を図りつつ育てていく。 

 

■まとめ

 特効薬的な方法はないですが、やはりポイントは「見える化」ですかね。

これができれば、FAQを育成していく中で「良い・悪い」の評価が客観的にできるようになるので、洗練されていく事になりますかね。

【IT勉強】 ユーザ企業側で考えるべきセキュリティ(最後はプロに任せますが・・・)

 セキュリティの重要性は高まってますが、実際にどうすべきかのか、プロのベンダ任せになっており、個人的にどうすべきかはまったく指針が見えてないです。

 せめて仮説くらい持ちたいと思い、情報をまとめてみました。

 

■備忘メモ

 ●中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン

 5つのやるべき事

 ーOSやソフトウェアは常に最新の状態へ
 ーウイルス対策ソフトを導入
 ーパスワード強化
 ー共有設定の見直し
 ー脅威や攻撃の手口を知る

www.ipa.go.jp

 

 ●安全なウェブサイトの作り方

 11個の実装すべきガイドラインがあるようですね。

  1 SQLインジェクション
  2 OSコマンド・インジェクション
  3 パス名パラメータの未チェック/ディレクトリ・トラバーサル
  4 セッション管理の不備
  5 クロスサイト・スクリプティング
  6 CSRF(クロスサイト・リクエスト・フォージェリ)
  7 HTTPヘッダ・インジェクション
  8 メールヘッダ・インジェクション
  9 クリックジャッキング
 10 バッファオーバーフロー
 11 アクセス制御や認可制御の欠落

 

www.ipa.go.jp

 

■まとめ

 プロに任せないと穴が絶対あるので自社でやるという判断する事はないと思いますが、個人的なソフトを作成する時や、何かセキュリティの素案を自分で作る機会があれば上記のIPAの考えを活用していくと、ある程度安全性を担保できるのではないかと考えました。

 またもし、セキュリティ関連を確認する事があったら、このガイドラインに従っているか確認の基準にも使っていきたいと思います。 

【IT勉強・資料作成】 カービィで学ぶわかりやすいUI(資料作成にも応用できそう)

 星のカービィSDXをスーファミでやってみました、ヘルパー作れて友達なり兄弟でできて楽しかったですね。今でも大人気みたいでうれしいです。

 さて、そんなカービィで考えられているUIの解説があったみたいですが、これがソフトのデザインにも、資料作成にも応用できるんじゃないかと思い、記載しようと思いました。

 

■備忘メモ

 ・情報量絞る

  →情報量ありすぎても混乱するので

   長短あるが場合によっては、1つの画面設定で済む所を3つにわける事もある。

 

 ・近接

  →同じカテゴリーの物は近づけると、一目で同じカテゴリーだと理解しやすい。

 

 ・整列

  →図形の配置や高さや幅をちゃんと調整する。

   (パワポ機能でありますね)

 

 ・反復

  →同じ意味の図形や文字は繰り返す。

   (表現を変えると混乱しますね)

 

 ・目の導線

  →左上から右下へ

  (Zの文字のように動くとよく聞きますね)

 

 ・コントラスト

  →目が痛くなるコントラストは避ける。

   (資料作成なら、背景と文字の色の差が大きくですかね)

game.watch.impress.co.jp

 

■Tips

 このようなデザインがライブラリ化されていて、デザイナーの方が手軽に触れるようですね。UIに拘る文化があった上で、ムダなく試行錯誤できる環境があるのは流石の任天堂!!

 しかも、これだけ考えられたゲームですとPRにもなっている所が驚異的。 

 (カービィの新作にも期待)

【経営戦略】 ノウハウや製品を少しでも真似されにくくするために(NDAと知的財産)

 せっかく斬新なアイデアによって、新システムや製品を開発しても、結局は他社に真似されて差別化は困難になっていくのが通常かと思います。本当に革命的な物は簡単にはいかないと思いますが、そんな物を簡単には作り出せるはずもなく、少しでも真似されるのを防げにはどうすればよいのか、整理してみました。

 ポイントはNDAを結び、知的財産を申請し、リバースエンジニアリングを契約書等で抑止するですかね。

 

■備忘メモ

 ●機密保持契約(NDA)を結ぶ。

  取引先に何か販売や製造等委託する際に、NDAを結ぶ事

  設計図を機密にし、契約終了時には回収することを明記するなど。

www.meti.go.jp

 

 ●知的財産権による防御

 実用新案や特許や商標などをとり、独占的な使用を公的に認めさせる事。

 新規性が大事になるので、申請時期は法務に詳しい方と相談が必要。 

 

 ●リバースエンジニアリングの禁止の明確化(契約書)

 販売時に契約書に記載しておく。

 著作権的にはセキュリティ目的でのリバースエンジニアリングは違法にならないとの事ですが、逆にいえば他に活用した違反ですかね。

まあ、契約書でも記載しておけば抑止効果は期待できますかね。

※まっとうな会社なら、やらないはず・・・

xtech.nikkei.com

 

■まとめ

NDAを結び情報や製品の取り扱いを厳格にし、知的財産権の申請を行い、契約書に抑止事項をいれておく・・・これが一旦の回答ですかね。

■Tips

  特許の申請をすると詳しい技術情報の開示しなければいけないので、違反しないように変えて新しい製品を出されてしまうリスクはあります。なので、戦略的に特許を出さない企業もいるようです。

 その場合、もし他社に申請された場合、特許は申請順(開発された時期ではない)なので制限を受ける事になりますが、経営判断ですね。 

【経営戦略】 市場調査アンケートのサンプルサイズはどうすべきか(世論調査を参考に2000人)

 何かの企画を考えるなど、一般消費者にアンケートをとる事があるかと思います。

一体どの程度の調査対象数を集めればいいのか、気になって調べてみました。

■備忘メモ

 ●結論2000人くらいあればよさそう。

  信頼に値する結果が欲しいとすると、約1111の数が必要。

 そして、全員が回答してくれるわけではないので、回答してくれる割合から聞くべき人数を決定する。政府の調査なら、70%ぐらいの回答率のようなので約1500人くらいにとれればと事。

www.pref.saitama.lg.jp

 

 ●バイアスに注意

 ー質問する方法

  相手が欲しい答えを人間的につい回答してしまう癖があるので、質問方法に気を使うべき。

 -アンケート集団の特性

  性別/文化/財産/年齢など、偏った集団の傾向は他集団の傾向と異なる事が多い。

  (そのため、無作為のランダムでアンケートをとるべき)

■Tips

 あくまで【取得できた】データからの傾向であって、【取得できなかった】データは得られていない事は常に念頭に入れるべき。

 例えば世論調査なら、平日昼間に固定電話という手法がとられているようです。

その場合、おそらく自宅にいて固定電話を用意している高齢者の家庭がどうしても多くなると思います。仕事や外出が多い若年・中年層は少ないと考えるべきで、サンプルサイズが2000であっても偏りがあると言わざるをえません。

 ※非常に役立つデータですが、必ずしも日本国民全員の声とは限らない可能性を考えるべきという事

 

■おまけ

 命に係わる薬が一番統計的に考えられているのではと思い、調べました。

3段階あるようですね。

 1段階:20人~80人

 2段階:100~300人

 3段階:1000~3000人

そして、4段階はもう市販された後の評価なので、3段階目が薬が安全かどうかの評価している対象数になるかと思います。

 アンケートの対象数は多くするほど、得られた結果の信頼性は上がると思いますが、費用と期間見合いなので、この段階別に母数を調整するのもありかなと思いました。

※数式から逃げたとも言います・・・

www.lillytrialguide.com

【IT勉強】 ハードのテストはどうなっているのか(アレニウスの法則でわざと負荷をかける)

 ソフトと違って、ハードはバグや欠品は少ない印象です。目に見えてはっきりと計測できるので、仕様どおりの性能になってるか明確なんだと推測できます。

 品質基準は明確に決まっているようなのですが、わかりやすい解説ニュース等は見つからず、いろいろな知見を個人的にまとめたので紹介します。

 

■備忘メモ

 ●多くの試験が存在する。

 ・強度試験

 ・耐温湿度試験

 ・耐候性試験

 ・雷サージ試験

 ・静電気試験

 ・放射ノイズ試験

 ・防水防塵試験

 

 ●加速試験(アレニウスの法則)

  製品の劣化する原因を強制的に与えて短期間で劣化させる事で、製品寿命の予測を立てる。例えば、温度を上げるなどして製品の壊れ方や寿命を見付けていく。

 (常温状態で現物確認するためには、数年単位かかるため。)

一般には,使用環境の温度が10℃下がると寿命は2倍に伸びるという

「10℃2倍則」の法則がある。化学のアレニウスの法則が大きく影響している。

 

xtech.nikkei.com

 

 

■Tips

 壊れ方にも注意する。使用時に壊れた場合に「危険」となるパーツは、より寿命を高める必要がある。フォールセーフの考えだと思いますが、もし壊れるならだれもケガしないように壊れて使用を止める事が安全であり、残ったパーツが弾ける、崩れて全部倒壊するなどの壊れ方は避けるべきとコメントを見かけました。確かに、大事な考えですね。