通信環境が整備されてきた現代でも、実際に品物を届ける物流は大事です。そこで、日常生活や企業活動に必須となる物流について標題勉強しました。
■物流の概要
物流は主に下記の6つの機能で構成され、品物を消費者まで届けられる。
①輸配送:目的地まで運ぶ
②保管:保管する
③荷役:移動する ※倉庫内等
④流通加工:加工する
⑤梱包・包装:破損や汚れから守る
⑥情報管理:動きや数を把握する。
物流のコストは、物流コスト / 売上高で約4.6%を占める。
①輸配送の概要
トラック輸送が、ドアツードア輸送で便利であり圧倒的シェアを占める。ただし、荷物の重さや時間猶予によって他の手段もとられる。また、トラック輸送はドライバー不足やCo2排出の環境問題もあり、他の手段への遷移が徐々に進んでいる。
輸配送の主な手段は、下記の4つになる。
・トラック輸送
→出発地から最終目的地までドアツードアで輸送され、シェア90%以上
東京~大阪間はおよそ8~10時間。
・電車
→ほぼJR貨物が専有。500km以上の輸送で選ばれる。
大量一括輸送が可能であり、トラック輸送より割安になる。
ただし、トータル輸送時間はトラック輸送よりも長くなる。というのも、
駅から駅で、トラックから電車への詰め替えや電車ダイヤ等で遅くなるため。
東京~大阪間(貨物駅間)、約10時間
東京~札幌間(貨物駅間)、約17時間
札幌~福岡間(貨物駅間)、約43時間
参考)JR貨物公式の動画
https://www.youtube.com/watch?v=iUkxRhTbTSI
・船
→超大量輸送が可能だか、時間がかかる。
また、規格外の大きさの輸送の可能。
・飛行機
→非常に高速であり、緊急的な輸送や日数が立つと価値が下がる物に使われる。
フォワーダと呼ばれる荷物枠を一括購入している会社がおり、そこに依頼すれば、他社の荷物と混載輸送になるが安くなり利用が多い。
②保管の概要
倉庫は自家倉庫と営業倉庫の2つがある。
自家倉庫は、自分たちで品物を保管する倉庫であり、一方営業倉庫は、他人の品物を保管して収益をえる倉庫である。
営業倉庫は設備や法律準拠によって、いろいろ種類がある。
③荷役の概要
ピッキングと呼ばれる棚から対処の物を取り出し、取り分ける。
また、パレットと呼ばれる荷物を載せる板があり、効率的に運べるようにしている。
④流通加工の概要
様々な作業があるが代表的例は、価格タグの取付けや野菜を必要な大きさにカットするなど。
⑤梱包・包装の概要
荷物が壊れたり汚れないようにするため、ダンボールや空気袋いれたりして、防御する。
⑥情報管理の概要
荷物の現在地や在庫状況がICT技術で確認できるようにする。
■業界の課題
輸送の大半を支えるトラックドライバー不足が大きな課題として挙げられる。
そもそも成りてとなる人材が不足している中で、労働環境も今一つ。
特に荷物を運んだ「後」に、荷物の積み下ろし等の付帯作業もドライバー慣習上やらざるをえない場面も多かったり、目的地から荷物下ろすまで待機時間があるなど拘束される時間もある。
参考)国道交通省の物流ページの各情報